お子さんが、スポーツを始めたからといって・・・
《足が速くなってほしい・丈夫になってほしい》
昔では、お馴染みのうさぎ跳びトレーニングをさせていませんか?
有名アニメ巨人の星
足腰を鍛えるため、アニメのシーンでも取り入れられている
トレーニング方法《うさぎ跳び》
無理な姿勢で、股関節、膝関節、足関節を深く曲げ
その関節に負担がかかります
このような運動はトレーニングとしての効果より
関節や筋肉を傷める可能性が高い
1978年・集団骨折
ある中学校で、野球部員がダラけていると思い
コーチがうさぎ跳びで、ベースを周るトレーニングを指示
1周・・・約110m
それを20周・・・かかった時間約3時間
翌日
部員が足に痛みを感じました
筋肉痛だと思い放置
1週間経っても、激痛を感じたため
病院へ・・・15名が腓骨(ひこつ)の上の部分が疲労骨折
この事件もありうさぎ跳びが科学的に調べられた
結果・・・危険だと判明しました
長時間、うさぎ跳びをすると
骨に負担が非常にかかるため
骨にヒビが入ってしまう
オスグット・シュラッター病
こんなことで、お悩みではありませんか?
- 走ったり・ジャンプすると膝のお皿の下が痛い
- しゃがんだり、立つことを繰り返すと痛い
- 正座をしたり、立ち膝など膝を床につくと痛い
- 膝のお皿の下の出っ張りを触ると激痛が走る
うさぎ跳びをする事で、可能性が高まります
10~15歳の男の子に多い病気
<症状>
脛骨結節(お皿の下の骨)が徐々に突出してきて痛みます。時には、赤く腫れる
オスグット・シュラッター病放置したら
歩行困難になったり、膝を動かしていなくても痛みを感じるようになります
組織の損傷が強い場合は、手術が必要になることもあり、
通常より治療に時間がかかります
自身の経験
僕自身、中学2年生の時にオスグット・シュラッター病に悩まされていました
- 階段を上がる・・・激痛
- 膝曲げる・・・激痛
- 正座・・・激痛
当時、サッカー部に所属していました
初めの頃は、皿の下の骨を触ると痛い程度でした
特に気にせず、サッカーを続けていると
ある日、屈伸運動をすると膝に強い痛みを感じました
サッカーに夢中の僕は、特に気にしませんでした
日に日に、膝の痛みがひどくなり
正座・階段上りが辛くなり病院に行くと
オスグット病と診断されました
半年は、サッカーを休む事を言われていました
当時は、レギュラー争いもあり
サッカーを無理して続けていました
当然、痛みが増してきて
ある日、お医者さんに《痛みが増す場合は、手術の可能性もある》
と言われ、ビックリしました
当時は、骨折もしてないし歩けるし
勝手に治るだろうと甘い気持ちでした
それから、ケガとしっかり向き合い1年間サッカーを我慢して治しました
まとめ
うさぎ跳びトレーニングは、足腰がきつく
足腰が鍛えられていると勘違いする人がいます
ですが、骨折・オスグット病になる可能性がありますので、注意して下さい
また、オスグット病になったら、絶対に無理せず安静にし治療に励んで下さい
初期の状態なら、運動をしばらく控えるだけで、治る可能性があります
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